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2012年3月14日水曜日

2012年3月に映画が公開されるThe Hunger Gamesを読みました



Amazonでもベストセラーのところでたびたび見る本でかなり売れているようで気になっていたので読んでみることにしました。
映画化されて3月にアメリカで公開されるので、その前に見ておきたかったのです。

事前にちらっとこの本のあらずじを調べてみると、子供たちが殺し合いをしなくてはいけなく、最後一人だけが生き残れるという日本のバトル・ロワイアルにそっくりのようでした。

読んでみて、あらすじだけ聞くとそっくりだけど、全く違う感情を持って見ることが出来ました。
バトルロワイヤルを見た印象はただただ残酷だなという気持ちしかありませんでしたが、このハンガーゲームは選ばれる子供たちがこの恒例になったハンガーゲームを戦争に派遣される兵士のようにある種受け入れている感じで描かれているように感じました。悲しいシーンはありますが、残酷な描写なども特にありません。


簡単なあらすじです。

カットニスという女の子が物語の主人公で彼女の視点から話は進みます。ずっと未来のアメリカ。カットニスの国は12区に分けられ、キャピタルという裕福な都市がその国を治める独裁国家だ。カットニスは貧しい12区で生まれ育つ。この国では毎年開催されるハンガーゲームというイベントが行わる。このイベントは12区から男女の代表者がくじで選ばれ、24人で殺し合いをして最後に残った一人は今後何不自由ない暮らしが待っているというもの。
カットニスの12区の代表者が選ばれる。なんと、カットニスの妹であるプリムが選ばれてしまった。カットニスは認められているボランティアというシステムで、妹の代わりとなり自分が参加することになったのだった...

というもの。

これの面白いところは、ただくじで選ばれて、ゲーム開始!ということではないところ。

ゲームが始まる前に、代表者は事前にトレーニングを受けたり、ゲームの間にスポンサーから手助けを得られるようにテレビなどで人気を得られるように頑張ったりするところです。
なんていうか、デンジャラス・ビューティーのように事前に準備したり、アメリカン・アイドルのように視聴者から人気を得られるように対策をねったりという感じです。

ゲームの間もカットニスと同じ12区から出ているピータの思惑は?この2人はどうなるの?
などと飽きることなく読めました。

続きはぜひ原作をご覧ください。

3部作になっておりハンガーゲームが終わった後の続きとなる2,3も続けて読んでみようと思います!

映画もぜひ見てみたいですね。

2012年2月21日火曜日

著者の子供時代から現在に至る体験を描いた「Glass Castle」を読みました




昔アメリカのAmazonでこの本がベストセラーになっていた時、この表紙にすごく惹かれたのですが、読まないままでいました。


最近Amazonを見ていたらこの本を見つけて、読んでみることにしました。


一言でいえば、かなり面白く最後には勇気をもらえる本でした!!
こんなに面白い本は最近読んでないと思います。


内容は、現在ジャーナリストである著者が子供時代から現在にいたる経験を綴ったもの。


アル中で仕事も続かない父親と育児という育児をまったくしない母親。しかしながら父親は数学や科学的なことに関する知識があり、母親は教師の免許ももっていてる画家でもある。彼ら独特の哲学のようなものがあり、それは一般には受けらいようなことなのですが、納得できるようなこともたくさんあるのです。そんな両親に色々と教えられた子どもたちは貧しい環境ながらも賢く、そしてたくましく育っていくのです。


それが読んでいてやめられなくなるほど面白いのです。



だめな父親、母親だけど、彼らは子供たちを愛しているのはよくわかるし、子供たちもそして特に著者への父親に対する感情としては父親に失望つつもある種の尊敬の念を抱いて愛していることを強く感じました。


泣けてきたのは、著者がNYに行くことを家族に告げた後、父親が子供の時に楽しく話していたことで今はすっかり話さなくなったGlass Castleの設計図を見せる場面です。



この本を読んでて驚くのはこれほど過酷な生活を強いられた著者である子供たちに悲壮感や可哀そうという感情を抱くことは一切なかったことです。それどころかその強さや賢さに感動しました。
なぜなら子どもたちは(そして大人になってからも)力強く、自分でなんとかすることを常に考えているからです。


人生は自分の考え方次第で哀れなものにもなるし切り開いていけるものにもなる。読み終わった後はポジティブなエネルギーをもらえました。


すごく勇気をもらえる本です!!


読んだことのない人全てに読んでもらいたい本です。







2012年2月7日火曜日

映画にもなったミシシッピの黒人メイドを描く「Help」




アメリカのAmazonで評価が高くお勧め本として出てきてたので気になってたのですが、映画化されてアカデミー賞にもノミネートされ今度日本でも映画が公開されるので読んで見ることにしました。

読む前はどんなストーリーなのか全く見当もつかなく、題名の「Help」ってどういう意味だろうと思ってたのですが、読んですぐに分かりました。

物語は3人の主人公を視点に描かれています。

一人はアイビリーン。彼女は黒人のメイドでもう一人の主人公であるスキーターの友人であるエリザベスの家でメイドをしている。

もう一人はスキーター。大学を卒業したばかりで実家に帰ってきたのだが、周りの友人たちと違ってライターになりたいという夢を持っている。友達やまわりが黒人のメイド達に対する態度に違和感を感じている。

そしてミニー。黒人のメイドで、スキーターの友人のヒリーの母親のもとでメイドをしている。口が悪くて、本の中では彼女の視点のとき笑える箇所が何度かありました。

3人の視点で書かれているとはいっても始まりと終わりがアイビリーンだったので、アイビリーンが主役な印象をもちました。

毎日たらたらと寝る前に読んでたので読み終わるのに一週間くらいかかりましたが、続きが気になって早く先が読みたいと思う本でした。英語も内容が面白いため単語がわからない箇所があっても気にならずにすらすら読めました。

笑える場面、感動する場面、悲しい場面、うれしい場面、はらはらする場面がたくさんある内容です。
また、スキーターの家族のメイドでもあったコンスタンティンはどこに?ミニーの働く家のセリアの謎は?セリアの夫にミニーの存在がバレないか?ミニーはヒリーに一体なにをしたの?
などなど徐々に明かされる事柄もあり本当にワクワクして読めました。

読み終わった後さわやかな気持ちになりました。
自分の正しいと思った気持ちに従って一歩を踏み出す勇気のようなものをもらえる、そんな本です。

映画も気になるので公開されたら見るつもりです!自分が想像していたのとどれだけ違く仕上がってるのか見るのかも楽しみです。

The Anatomy of Peace: Resolving the Heart of Conflict



2日で人生が変わる「箱」の法則という和訳されていますがそれの原作です。

自分の小さな「箱」から脱出する方法を読んでかなり影響を受けて、同じアービンジャー インスティチュートから出ているこの本を読んでみました。

内容は、”自分の小さな「箱」から脱出する方法”でも出てくる会長のルーが変わるきっかけに合ったセミナーが舞台になっています。
ほとんど前作の”自分の小さな「箱」から脱出する方法”でカバーされていることでしたが、Peacemaking Pyramid(和平ピラミッド)について、例などが上げられているので前作が良いと思った方にはお勧めです。


私はこれら2つの本を読んですごい衝撃で明らかに自分に影響を与えてくれました。これを読んで次の日会社に行くと、いつも見るだけでイライラしていた人のことが気にならなくなっていました。

「相手が間違っていると考えている自分の考えを正当化するために相手が悪くなくてはいけない。」的な一文ではっと気付かされました。これには本当に目からうろこが落ちました。まったくこの本に書いてある通りでした。

自分が箱の中に入っているため、間違った眼鏡で人をみて、さらに自分の考えが正しいと証明するために相手が何かをするたびに、自分の考えを正当化させるために相手の悪いところをさがす(相手が悪くある必要がある)。この悪循環に客観的に気付かせてくれます。


この本は小学生から大人まであらゆる人にお勧めできます。

色々なレビューを読んで絶賛されている本ですが、私もこの本を読むことが出来て本当によかったと思います。実生活にほんとに役立って明らかに自分の中の変化に気づくことが出来ます。


これの日本語版はこちら↓↓↓





2012年1月12日木曜日

Kindleで本を読み終えたときにFurthest Page Readをリセットする方法


Kindleで本を読み終えて、一番初めのページからもう一度読みなおそうと思ったときに前回読み終えた最終ページではなくて一番初めのページをFurthest Page Readとしたいのに、前回の最終ページをリセットすることが出来ないのでどうしたものかと思っていました。

おそらくこれはその本を読んだときにKindleを色々なデバイスから読んでsync(同期)させたときの今までで進んだ一番数の大きいページが同期されるので、何ページか前に戻った場所を同期することが出来ないようになっているんだと思います。


読み終わった本などをKindleで一番初めのページや今呼んでいるページをFurthest Page Readとして設定できる方法がないかと色々と探してみました。

下をやったら上手くいきました。



1. Amazon.comのページに行く

2. ログインする 


3. Your Digital Items(もしくはYour Account)をクリックする 


4. Manage Your Kindleをクリックする 5. Manage Your Devicesをクリックする 


6. Whispersync Device SynchronizationのActionsのTurn Offをクリックする 


7. Kindleにログインして読みたい本のFurthest Page ReadにしたいページでSync(同期)させる 


8. すると"You are currently at the furthest location across all your device"と表示がでます。 
(これはMacやiPhoneのKindleでは上手くいったのですが、Kindle Cloud Readerでは上手くいきませんでした。解決方法が分かったらまたアップします。) 


9. 再度Amazon.comのManage Your Devicesに行きWhispersync Device SynchronizationのActionsをTurn Onにする

これでFurthest Page Readをリセットでき、好きなページに設定できます。
そして他のデバイスもそのページをFurthest Page Readとして認識してくれます。

同じように困っている人がいると思うのですが、もっとうまい方法があれば知りたいです。


2012年1月10日火曜日

自分の小さな「箱」から脱出する方法




自分の小さな「箱」から脱出する方法という本を読みました。

この本じつはずーっと気になっていたのです。箱から脱出??と題名を見ても本の内容がいまいちピンとこなかったのと、英語の題名がLeadership and Self-Deception: Getting Out of the Boxというもので、"Leadership"となっているために自分のための本ではなさそうだなぁ。と手に取らないでいました。

Amazonなどでの評価がかなり高いのと、他のブログなどでも評判が良いようなので読んでみることにしました。

読んだ感想:
最近読んだ本の中ではかなりためになる本だと思いました!!

題名にはリーダーシップとありますが、ビジネスパーソンや学生や主婦など読んでもコミュニケーションのためになる本だと思います。

中にはこの本で書かれていることをすでに実践(実践というより物事の捉え方が)出来ている人もいると思うのですが、人間のサイコロジカルな考えを客観的に見つめることが出来ると思うのでどんな人にも勧めたいと思いました。

本の中には、「箱に入る・出る」「自分を裏切る」とかそれだけ言われたらまったくもってピンとこないことの説明がうまくなされています。
特に「自分を裏切った」ときに人はそれを正当化する理由を探すというところはかなり目からうろこが落ちました!

またこの本の良い点として、やるべきこことなどがたくさん書かれているわけではなくて、一つのサイコロジカルな考えをを、わかりやくす例を用いて繰り返し説明してくれているので、誰もが本を読んだ後に自分のサイコロジカルな考えや反応を客観的に見ることが出来る点です。そしてわかりやすいのですぐに読み終えることが出来ます。


私自身これを読んだ後に自分の今までの思考の流れをこの本で述べられていることと比較して納得する部分がありました。そして、これを出来なかったらいくらコミュニケーションの術や方法を学んだところで無駄なんだなと納得しました。

自分の今までの思考を改めるとともに、忘れたときに読み直したいと思う本でした。


読んでて目からうろこが落ちる発見が何箇所かあったのでほんとにお勧めの本です。